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[2010-02-12] ペルー南部/南東部の大雨被害 復旧・最新情報

2月8日 ペルー文化庁とペルー自然保護区局による発表に関して。

* 先月末の水害によってマチュピチュへのアクセスが遮断されており、
対応策として観光業界を中心にヘリコプターによる観光客の搬送を許可するよう要請がでておりましたが
それに対する文化庁と自然保護区局の回答が発表されました。
下記にその概約をお知らせいたします。

・・・・発表内容・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1. 人命・安全を最優先とし、安全が保障されるまではマチュピチュ遺跡、
インカ道(トレッキング道)への入場を禁止する。
2. 現在行われているヘリコプターの運行は今回の
自然災害対策としての支援物資の輸送、
地元民の輸送に限って許可されたものである。
3. 被害地域・州と国家への経済的被害も甚大な為、
観光客への安全性が確認出来次第できるだけ早い段階でマチュピチュへの入場を
再開できるよう関係各所との連携を図っている。
4. クスコ州通商観光局により、1日当たり210名程の観光客をヘリコプターを利用して
アグアスカリエンテスへ搬送するべきという要請がなされたが、
以前の観光客数と比較して極小規模になり、
しかも悪天候の場合には避難方法の代替案が無い状況である。
5. ペルー気象局の予測では2月の気象も不安定で地崩れ等も想定される。
6. 今回の自然災害による経済的被害は理解しているが、
人命保護を最優先しなければならないし、
今後の観光産業の持続的活動に危険を及ぼすような尚早な再開はできない。
7. 現段階では被災者への安全・食料・医療・通信などの支援が最優先である。
世界自然文化遺産(マチュピチュ遺跡)は被害を受けていないことと共に我々は
人命・安全を最優先とする責任ある国家であることを全世界に表明し、
その安全が保障できない現段階では上記の要請は却下せざるを得ない。
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* 上記発表にあるように、現段階ではヘリコプターでの観光ルート開設はできなくなりました。
列車による観光ルート復旧は作業が進められておりますが、実際にいつから再開
となるのかは新たな発表はございません。