2010/02/23 【ペルーレイル 発表】 クスコ州を中心とした豪雨被害からの復旧状況 2
クスコからマチュピチュ方面、
プーノ方面への線路を管理するペルーレイル鉄道(FTSA社:ペルーレイル鉄道路
線管理会社)が
2月23日付けで下記の発表を行いました。下記に概約をお伝えいたします。
------発表内容------
アグアスカリエンテス(マチュピチュ村)への線路復旧工事の進行状況に関して。
2010年2月23日(リマ市)。ペルー南部での路線管理会社FTSA社は
1月末の豪雨によって発生したビルカノタ川の氾濫による被害から復旧作業に
関して、大幅な作業の進展を達成している。
現在クスコからアグアスカリエンテスまでの路線でFTSA社の8つの作業チームが作業を進めている。
南部方面:
ピスカクーチョ(82km地点)からアグアスカリエンテス(110km地点)への区間では大きな成果を得ている。
1.復旧された区間
・ピスカクーチョ(82km地点)から90km地点までは復旧完了。
幾つかの地点では山側に数メートル線路を移動している。
新たな盛り土や岩・蛇篭等で耐久性を高める為の壁の設置作業も進められている。
・106km地点から110km地点までは復旧完了。ただし、
幾つかの地点では監視が続けられており、盛り土や護岸作業が続けられている。
2.復旧されていない区間
・90kmから93km地点までは盛り土をして新たに線路を敷く作業中。
幾つかの地点では線路を移動させる予定。
・104kmから106km地点までは新たに線路を敷くための盛り土作業中。
結果、ピスカクーチョ(82km地点)からアグアスカリエンテス(110km地点)までの区間で
復旧作業が終わっていない区間は約10km程となっている。
FTSA社のエンジニアと作業チームの尽力によってこのような重要な進展を得ることができた。
天候が良好な状態が続いて作業に影響が出ないことを前提とすれば、
先日FTSA社が出した見解でもあるように
4月1日からのピスカクーチョ-アグアスカリエンテス間の列車運行再開ができる
可能性は高いと思われる。列車運行が再開されれば、
ピスカクーチョまでを陸路移動することによって、
アグアスカリエンテスまで旅行者を搬送することが可能となります。
北部方面:
水食発電所(122km地点)からアグアスカリエンテス(110km地点)への区間の復旧作業は
2月11日に終了しており、現在モニタリングが続けられている。
プーノ方面:
同様に被害の出ていたクスコ-プーノ間の線路は復旧作業は終了しており、
月曜日22日にはペルーレイル社のアンデアンエクスプローラー号も運行を再開し
ている。
FTSA社は作業と運行の安全基準を厳守し、できるだけ早い全区間の復旧を目指して尽力している。
FTSA社 公式発表