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私的旅行記

リビングストン
さて目指すはリビングストンだ。やはり大西洋岸に面した小さな町。ただここへは陸路で行くことはなかなか難しい。目指すには船かボートで行くしかない陸の孤島だ。朝10:30のプエルトバリオス発リビングストン行きの船に乗り込む。乗客は黒人かドイツ人、スイス人、私を含む貧乏旅行者だけだ。1?2時間船に揺られるとそこはジャマイカの世界だった。


桟橋で客引き、物売りに近づいてくるのは黒人ばっかり、耳を澄ませばレゲエの調べ!そこでジャマイカのラスタマンばりのおじさんがいきなり握手を求めてくる。その時に一言、「ウエルカムトゥーアフリカ、ユースモークガンチャ?」こんなところまでジャマイカみたいだ。



リビングストンは小さい町でとても落ち着ける、おすすめの町だ。ここでは海に面した安宿に泊まった。ベランダから眺める景色が気持ちいい。

「うわー陽が沈んでいく!何て綺麗なんだろう!」
ここリビングストンで散歩に出かけてたまたま目にした日の入りがこんなに美しく、感動するものとは予想だにしなかった。海の向こうに沈む太陽の手前で漁師を乗せた手こぎボートがシルエットとなってこちらに近づいてくる。何だか分からないがどっかに置き忘れていた子供のころの自分に戻った気がした。

さて次はリオデュルセをボートで抜けていよいよマヤの遺跡ティカールだ。その時はまさかあんなことが起こるとは思ってもいなかった。