ペルー観光公式ガイド
チクラヨ(CHICLAYO)
詳細
乾ききった乾燥大地のオアシスのような町チクラヨは、ペルー北部の海岸砂漠地域にある。ランバイエケ州の州都で人口48万人。国内の大部分を占める砂糖と米が生産され、町を少し離れるとサトウキビ畑が一面に広がる。
そんなチクラヨは、プレ・インカ時代に高度な文化が栄えた場所でもあり、今なお日干しレンガを積み重ねた巨大なピラミッドや墳墓が残っている。郊外にはモチェ文化の遺跡といわれるトゥクメ遺跡があり、28にもおよぶピラミッドが荒涼とした大地に点在する。
数ある遺跡の中でも特に知られているのが、シパン遺跡とシカン遺跡だろう。シパン遺跡はモチェ文化末期の王シパンの墓で、遺跡からは王と生け贄になった数人の人骨、無数の黄金が発見された。現在遺跡は復元され、発掘されたときの墓の様子がわかるようになっている。シパン遺跡から出土された黄金は、チクラヨの北にある町ランバイエケのシパン王墓博物館に展示されている。
また1991年には、島田泉氏をはじめとするシカン文化学術調査団とTBSの協力により、モチェ文化後のシカン文化期に築かれたシカン遺跡から100点を超す黄金の埋葬品が出土され、シパン遺跡をしのぐ大発見となった。
行き方
飛行機:リマから所要約1時間
バ ス:リマから所要約11時間