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ヨーロッパの古い町並みを思わせる首都
チリといえば南米諸国の中でも高い教育水準を誇り、経済的にも安定した発展を遂げている国。6000メートル以上のアンデスの山々が眼前にそそり立つ首都サンチアゴも、ヨーロッパの古い町並みを思わせる重厚な建物と、石畳の道が続く落ち着いた雰囲気の町だ。博物館や美術館が多いのも、文化的水準の高さを物語っているといえるだろう。

 ところでこのまちに来ると、みな一様に心がほっと和むという。比較的安全な治安、清潔な町並み、安くて豊富な物資、質実剛健だけど親しみやすい人たち・・・。それとともに四季の移り変わりがあって、緯度が日本とほぼ同じせいか風景も気候もどこか日本的。そしてなによりとびっきり新鮮な海の幸が味わえるからだ。

  海から100キロも離れているのに、海産物の種類の多いこと、生きのいいこと!どこのレストランでも味わえるけど、ここはぜひとも中央市場に足を運んでみたい。さまざまな野菜や果物とともに、ウニやムール貝、大アサリ、ホヤ、エビ、そしてヒラメやサーモン、アナゴなどお馴染みのものがずらりと並ぶ。しかも、値段はびっくりするほど安い。レモンをキュッと絞って生で食べるのもよし、チリ風炭火焼にしてもよし。さらにうれしいことに、チリは世界に誇るワインの名産地。10ドルも出せば極上のワインが手に入る。新鮮な魚介に美味しいワイン、食いしん坊ならずとも必ず満足できる。日本人には遠くて近い町だ。