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VOAR旅情報

世界最高所にある首都・世界最高所にある巨大湖
国土の大部分をアンデス山脈が占め、6000メートル級の山々が12座もあるボリビア。首都ラ・パスも3800メートルにあり、首都としては世界最高所の町。約4100メートルという、これも世界で最高地に作られたラ・パス空港に降り立って車を走らせると、やがて荒涼とした大地にぽっかり大きな穴が開いたように、すり鉢状をしたラ・パスの町が見える。上の方からアドべと呼ばれる日干しレンガの簡素な家々、コロニアル風の建物、そして底には高層ビル群・・・・、ここに100万を越す人々が生活しているが、その半分以上はインディオたち。南米の中でも最もインディオが多い町なのだ。

チチカカ湖は、琵琶湖の12倍(8100平方キロ)の広さを誇る世界最高所の巨大湖である。チチカカ湖にアンデスの雪山が借景のように映し出されて幻想的な雰囲気を醸し出している。北西岸には広い湿地地帯が点在している。インディオたちは浮き島に住み、ジャガイモ畑などを作って暮らしている。湖面の水は見た目ほど冷たくはなく、水をすくってなめてみると、ほんのり塩辛い味がする。

 チチカカ湖の畔にでて、フェリーに乗ると時々遠くの島が浮かんで見えるが、それは蜃気楼。また、チチカカ湖の名物は、何といっても葺舟の材料になるトトラ(葺)。海のない国ボリビアの人々にとっては、この湖はたいせつな交通路であり、その湖岸にはインカ文明最古の遺跡がある。インカ発祥伝説の島「太陽の島」(チチカカ島)もそのひとつである。