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世界で2番目に標高の高い首都
エクアドルは、まったく違った4つの顔を持った国である。まずは、ダーヴィンの進化論でも有名な稀少な動植物が存生存するガラパゴス島。次に万年雪に被われたアンデス山脈の山並みと遺跡の中に点在する色鮮やかなインディアンマーケット。さらに緑生い茂るアマゾンの熱帯雨林地域と美しい砂浜を持つ太平洋岸。あまりにも違った顔を次々と見せるエクアドルは、観光客にとって魅力に溢れたところである。
キトは標高が約2800メートルあり、世界で2番目に標高の高い首都で現在でもコロニアル風の町並みがそのまま残っている。中でもサンフランシスコ教会とバシリカ教会は夕方になると蛍光色の青色にライトアップされて美しく輝いている。
一方、アンデスの山脈地帯には、インガピルカ(インカの壁)という町がありクスコと同じ石造建築の技術が用いられて、ここでは宗教的な儀式が行われていたらしい。
ガラパゴス諸島は、エクアドル本土から西へ約1000キロ離れた赤道直下にある。この群島の名前の由来となったゾウガメ(スペイン語でガラパゴ)は有名。大きなものになると体長が1.8メートル、体重が250キロにもなる。ガラパゴス諸島は寒流の影響で赤道直下に位置しながらも過ごしやすく、ゾウガメ以外にアシカ、グンカンドリ、アホウドリ、イグアナ、フラミンゴ、ペリカン、シャーク、ウミガメ、エイ、アシカ、イルカ、ペンギンなどを間近で見ることができる。